標高差:115m
累積標高差:274m

2014年06月07日


宍粟50山に戻る

兵庫県千種町
登り:45分
下り:57分(寄り道あり)
コースタイム:1時間42分

これまで三国平を山歩きの対象として考えたことがなく、まったく行く気にもならなかったが、宍粟50山のリストに入っているので、行かざるを得なくなってしまった。

Road Map :県道72号線を千種高原スキー場を通り越し、兵庫、岡山の県境にある峰越峠に登山口がある。
Route Map:峰越峠の登山口から三国平を往復する。少し寄り道するが展望は得られなかった。
宍粟50山』 山歩きと思っていなかったが充分、山歩きだった。
三国平
歩きたくなかった山だし、何の期待もなかったが、それ以上の詰らない山道だった、更に山頂は論外。ただ、紅葉の時期に来れば雰囲気は一転して良くなる感じがする。これから登ろうと考えておられる方が居れば晩秋の山歩きをお奨めします。
ちくさ湿原 クリンソウ
峰越峠の登山口に向う途中でクリンソウ祭りをやっていたので帰りには寄ってみようと思っていた。
12〕三国平 (1,128m)
みくにだいら
ちくさ湿原のクリンソウ
12時43分に駐車地を出発する。兵庫、岡山の県境手前で旧道に入る。
車で旧道に入り東屋まで行って登山口を確認してから県道72号線に戻り、路肩スペースに車を停める。他の4台は既に三国平に向われているハイカーの車で、途中ですれ違った。
東屋から少し歩くと登山口があった。ここは車で確認済みで、ここまで車で来ることも出来る。
写真では立派な東屋に見えるが、柱が朽ちており崩壊寸前に見える程にボロかった。
最初をひと頑張りすれば、フラットな道となってくれた。岡山県側はヒノキの植林帯、兵庫県側は雑木とブナの
落葉樹となっていた。真に県境を歩いている感じだ。
”三国平”の名前から山登りではないと勝手に思っていたが、登山口からは結構な急登が続き、バテてしまう。
展望なく、緩やかにアップダウンを繰り返すだけの単調な道なので、暇潰しにブナを撮ってみただけ。
700mと書かれてもどこからの距離か判らない。中間と書かれても登山口から三国平までの中間なのかがはっきりしない。
もっとしっかりした落書きをして貰いたいものだ。
登山道を境界に陰と陽がはっきりと判れている。
先にすれ違ったハイカーから聞いていた47名の団体ハイカーが下りて来た。これと山頂で会うのを恐れていたのだ。
どうぞどうぞと道を譲って上げる。
これも写すものが無いので、ブナの大木を撮ってみた。
知らぬまに植林と雑木の住み分けがなくなり、一辺の雑木林となって来た。良い感じだ。
丸太で造形された階段道は丸太が殆んど朽ちており無いに等しい状態となっている。
フラットなササ原を三国平に向う。途中に”天児屋川源流”への道が示されていたが、源流散策ほど詰らないものはない。本当にそこが源流なのかが第一の疑問であり、大きな川なら源流は一杯あるはずである。
37分にて若杉峠までのメイン登山道から三国平に向う分岐に着く。
45分にて”三国平”(1,127m)に着く。山頂はフラットな広場となっており丸太ベンチが沢山あった。展望はガスが出てはっきりしないが、まったく得られない様だ。
今日の天気  曇り→晴れ→曇り→ガス→小雨→曇り→晴れ

山頂ではガスのタイミングとなった。
江浪峠に着くと”三国平登山口”の表示があり、ずっこけそうになった。ここまで来たなら方向表示だけで良いと思う。2
少し若杉峠側に進むとHPで見たのと同じ光景の場所に着いた。
その写真より幼樹の背が伸び、まったく展望が得られない状態になっていた。展望を得るための折角の伐採が無駄になってしまっていた。
分岐まで戻り、展望を求めてもう少し先に進んでみることにした。誰かのHPにこの先に展望所があると書かれていた。
展望所の背が高くなった幼樹と奥に立ち枯れの針葉樹。現在の天気は
小雨になって来た。曇り→晴れ→曇り→ガス→小雨→曇り→晴れ
大急ぎで下山する。
撮る物が無いので三度めのブナの大木を撮ってみた。
小雨の中、淡々と来た道を戻るだけであるが、雨は上がり、曇り空となって来た。
天気は目まぐるしく変わり、現在は 曇り→晴れ→曇り→ガス→小雨→曇り→晴れ の段階となる。登山口まではもう直ぐだ。
湿原のクリンソウはこれまでにも、あちこちの山で見掛けており、ちくさ湿原も大したことは無いだろうと思っていた。
ところがどっこい、これまでに見たことのない規模でクリンソウが咲き誇っていた。一見の価値は大いにあり。
入口には案内所があり、下の地図をもとに丁寧に散策道を説明してくれた。全部を廻ってもクリンソウだけだろうから、適当にショートカットで散策
してみる。入場は無料だが、入口には募金箱があった。
散策道は真新しい丸太で整備されていた。
案内書で貰った地図と同じ物が千種町のHPに掲載されていたので頂いた。
湿地帯一つを取ってもこの規模があった。湿地帯ごとに訳の判らない名前が付けられていた。
一度だけ我が家でクリンソウを育てたことがあるが、こんなに綺麗には咲いてくれず、それ以来、育てていない。再度、挑戦してみるか。
質素で可憐で美しいと思う。高山植物的だ。
この規模は凄い! 曇り空、と言うより雨天が残念。
湿原は沢山あり、大量のクリンソウが咲いていたが、同じパターンなので、全てを廻って見ようとは思わなくなってしまった。
これと同規模なら六甲植物園でも見ているが、ここの全体は六甲植物園の比でなかった。
登山道には目ぼしい花はなかったが、駐車地周辺には”タニウツギ”が沢山咲いていた。